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高分子材料デザインコース
ようこそ
応用化学課程 高分子材料デザインコースでは、高分子材料の本質を見極める教育研究を展開します。高分子は、分子が共有結合で繋がった巨大分子です。高分子材料は、一次元のファイバー(繊維)状、二次元の膜状やフィルム状、三次元のバルク状のいずれにも加工できる特徴を有しています。高分子のもつフレキシビリティーの基となる構造、そこから発現する性能、機能、物性を本コースの教育及び研究を通して修得します。
教育
昨今大学に対しても、時代に即応した教育が求められています。しかし、教育の根源は学問であり、これは時代とともに進化すると同時に不変な側面も持っています。高分子分野の学問は、ここ一世紀の間に大きく発展してきています。本コースでは、高分子の学問のもつ幅広さ、奥深さを、2年次後期から開講される課程専門科目を通じて学んでいき、4年間の学部教育の中で今後社会で役立つ基礎力を養っていきます。詳細は「カリキュラムの特色」および「カリキュラム」を参照してください。
さらに、他の3コース(材料化学デザイン、分子化学デザイン、機能物質デザイン)と連携を取りながら、コース横断的な教育にも力を入れています。
研究
高分子材料のもつ多様性を基軸に本コースでは以下の研究を展開しています。
- 有機・高分子材料の光電子機能性およびそれを活用する光電子デバイスへの応用を追求する研究
- スピントラップ法による高分子材料の劣化反応の解析及び放射線の可視化材料の開発
- 超分子系の光化学と時間分解レーザー分光
- 計算科学を駆使したソフトマター系の構造形成過程及び構築される高次構造の可視化
- X線CTの三次元画像解析による高分子構造の解析の研究
- 超音波解析を利用するナノからミクロンの微粒子分散系の新しい構造解析
- ナノ粒子、ナノフィラー、ナノファイバーなどのナノ材料科学と高分子材料科学との融合による新規なハイブリッドナノ材料分野の開拓研究
- 高分子網目系ソフトマテリアルの物理化学とレオロジーの研究
- レーザーエレクトロスピニングによるナノファイバー製造法の開発
- 高感度DSCなどの開発とその物性研究への応用
- 高分子結晶の融解記憶効果やガラス転移機構の解明
- 高機能性ナノ構造材料の精密分子設計
- 有機-無機ハイブリッド気体分離膜の創製