京都工芸繊維大学 応用化学課程

高分子材料デザインコース

カリキュラムの特色

応用化学課程 高分子材料デザインコースのカリキュラムの特徴をまとめます。

専門基礎(4コース共通)

 4コースの課程専門の科目を学ぶための基礎として専門基礎科目群が設けられています。「基礎解析Ⅰ,Ⅱ」、「線形代数学Ⅰ,Ⅱ」の講義及び「数学演習Ⅰ,Ⅱ」の演習で数学的な基礎力を養います。「物理学Ⅰ,Ⅱ」の講義及び「物理学Ⅰ,Ⅱ演習」の演習で力学及び電磁気学の基礎を修得し、「物理学基礎実験」で物理実験を実習します。「量子力学」で量子論的な取り扱いを学びます。「化学Ⅰ,Ⅱ」の講義で化学の基礎から物理化学への橋渡しを学びます。それに続き「物理化学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ」の講義及び「物理化学演習」の演習で、熱力学、量子化学、平衡・電気化学、統計力学、反応速度論を学びます。さらに「分析化学」、「無機化学Ⅰ」、「有機化学Ⅰ,Ⅱ」、「化学工学Ⅰ」、「高分子化学」、「生物学Ⅰ,Ⅱ」の講義群および「化学基礎実験」で化学実験を実習し、4コースの基礎となる化学全般を網羅的に学習します。
 「情報処理演習」及び「学術国際情報」で、情報ツールの使い方や仕組みを学習します。「生物学基礎実験A」、「地学Ⅰ,Ⅱ」、「地学実験」なども開講されています。

課程専門

 4コースの共通科目として、「応用化学序論Ⅰ」では、それぞれのコースで何を学ぶかに焦点を当てて解説します。「応用化学序論Ⅱ」では、応用化学課程修了後の大学院4専攻でどのような研究が行われているかを中心に教授します。「応用化学実験Ⅰ」では、4つのコースのそれぞれの研究内容に直結する専門の実験をリレー方式で実習します。「応用化学実験Ⅱ」及び「コースゼミ」でそれぞれのコースごとにコース独自の専門実験及びゼミを実習します。
 「統計物理学」、「振動・波動」、「シミュレーション物理学」の講義で高分子材料の物理的側面を学んでいきます。「高分子構造」や「高分子レオロジー」の講義で高分子材料の性能や物性の礎となる高次構造やレオロジーを学習します。「高分子物性」、「液晶・高分子物性」、「高分子分子物性」の講義を通して、高分子材料の物性の多様性を学習します。「高分子材料化学」、「有機材料設計」、「ナノ材料物理化学」の講義で、高分子材料の機能性に焦点を当てて教授します。「ファイバーサイエンス」の講義では、繊維素材としての高分子材料を学習します。「環境と高分子」の講義では、高分子材料の環境負荷やリサイクルを中心に学習します。
 4年次には、学部4年間の学習の集大成として「卒業研究」に取り組みます。

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